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パテックフィリップ

パテックフィリップ ノーチラス 5711/1A-001と5711/1A-010との違いは?

パテックフィリップ ノーチラス 5711/1A

1976年の登場以来、ラグジュアリー・スポーツウォッチというジャンルを牽引してきたパテックフィリップ ノーチラス。2020年に現行ノーチラス Ref.5711/1Aの白文字盤が、次いで2021年に青文字盤がカタログ落ちとなりましたね。

最近では相場高騰が著しかったものですが、生産終了の報でまたさらに急騰し、時計業界に大きな波紋を呼んでいます。

 

もっとも、改めてノーチラス 5711/1Aという時計を振り返ってみると、その傑出した出来栄えには心を震わされるものです。

さて、そんな万感交到るノーチラス ラージ 5711/1Aですが、実はいくつかのバリエーションが存在している事をご存知でしょうか?

この記事では、パテックフィリップ ノーチラス ラージ 5711/1A-001と5711/1A-010の違いについて詳しくご紹介したいと思います。また2012年に発表された5711/1A-011との違いについても触れていきます。

 

パテックフィリップ ノーチラス 5711/1A-001と5711/1A-010との違いは?

 

ノーチラス ラージ Ref.5711/1A-001(前期)

パテックフィリップ ノーチラス 5711/1A-001

こちらは2006年、ノーチラスの系譜に初めて誕生した5711です。正式型番は5711/1A-001。文字盤のデザインや搭載ムーブメントは次項でご紹介する5711/1A-010と殆ど一緒であることがおわかり頂けるでしょう。

◆製造年:2006年頃~2010年頃まで

◆ケース径:40mm

◆厚さ:約8.3mm

◆素材:ステンレススティール(SS)

◆ガラス:サファイヤクリスタル、サファイヤクリスタルバック

◆防水:120m

◆文字盤:ブラック・ブルー(夜光付きゴールドアプライドインデックス)

◆重さ:約120g

◆ブレス駒連結方式:ネジ

◆自動巻ムーブメント:Cal.324SC(28,800振動)

 

ノーチラス ラージ Ref.5711/1A-010(現行)

パテックフィリップ ノーチラス

パテックフィリップ ノーチラス ラージ 5711/1A-010

こちらが現行(と言うと語弊がありますが、当記事執筆時にはまだ公式ホームページに掲載されているため、現行と記させて頂きます)のノーチラス ラージ 5711/1Aです。2010年頃から製造されています。

基本的なスペックは以下の通りです。

◆製造年:2010年頃~現在

◆ケース径:40mm

◆厚さ:約8.3mm

◆素材:ステンレススティール(SS)

◆ガラス:サファイヤクリスタル、サファイヤクリスタルバック

◆防水:120m

◆文字盤:ブラック・ブルー(夜光付きゴールドアプライドインデックス)

◆重さ:約120g

◆ブレス駒連結方式:ピン(打ち抜き)

◆自動巻ムーブメント:Cal.324SC(28,800振動)

 

なお、ムーブメントについて、2019年に従来のCal.324 S Cに代わってCal.26-330 S Cが登場しています。

どのタイミングで変わったかは定かではありませんが、現在パテックフィリップの公式ホームページ上では、ノーチラス 5711系には後者のCal.26-330 S Cがスペックとして明記されています。

 

 

パテックフィリップ ノーチラス 5711/1A-001と5711/1A-010との違いは「ブレスレット」

パテックフィリップ ノーチラス

◆5711/1A-001

・ブレス駒連結方法:ネジ

 

◆5711/1A-010

・ブレス駒連結方法:ピン

 

ノーチラス 5711/1A-001と5711/1A-010の、大きな違いはブレス駒連結方法です。

2010年頃からブレス調整部分がネジ→ピン式に変更されています。これに伴い、型番末尾にも変更が加えられたようです。

それ以外に相違点は見受けられませんが、現行5711/1A-010は前述の通りCal.26-330 S Cを搭載した個体も出回っているようです。

もっとも、ご存知の通りノーチラスは大変な品薄で、並行市場でも姿を見かけないほどの稀少性の持ち主です。そのため当店ではCal.26-330 S Cを搭載したノーチラス 5711-1A-010が入荷していません。

ただし、ノーチラス 5711/1Aの生産終了に伴い、後継機の噂が巷間を騒がせています。もし後継機が登場すれば、恐らくそちらにCal.26-330 S Cが用いられ、流通していくようになるでしょう。

4月のパテックフィリップの、新作発表を待ちましょう!

 

パテックフィリップ ノーチラス ラージ 5711/1A-011とは?

パテックフィリップ ノーチラス 5711/1A-011

パテックフィリップ ノーチラス 5711/1A-011

なお、2012年には白文字盤の5711/1A-011も発売されました。文字盤カラーがホワイトになったこと以外は5711/1A-010と違いはありません。ブレス調整部分も同様にピン式です。

◆製造年:2012年頃~現在

◆ケース径:40mm

◆厚さ:約8.3mm

◆素材:ステンレススティール(SS)

◆ガラス:サファイヤクリスタル、サファイヤクリスタルバック

◆防水:120m

◆文字盤:ホワイト

◆重さ:約120g

◆ブレス駒連結方式:ピン(打ち抜き)

◆自動巻ムーブメント:Cal.324SC(28,800振動)

 

ただし、こちらの5711/1A-011は、青文字盤より一足早く2020年に生産終了となりました。

もともと青文字盤に比べると相場は落ち着いていたものの(とは言え立派なプレミアム価格ですが)、2020年1月の生産終了、次いで2021年の青文字盤の生産終了の報とともに、急騰を果たしています。

 

ノーチラス 5711/1Aの買取価格

新旧青文字盤および白文字盤、いずれもなかなか市場で見かけなくなっておりますが、多くの時計店では「欲しい」時計。業者間ではノーチラスの争奪戦が起きている状況です。

当店でも、買えば売れる時計とあり、買取価格を下記のように設定しております。

ノーチラス 5711/1A-001と5711/1A-010:650万円

ノーチラス 5711/1A-011:620万円

※買取査定価格は状態や付属品の有無によって変わってまいります。

 

今後、後継機の存在や社会情勢によっても変わってくるかもしれませんが、パテックフィリップの動向、そしてノーチラスの相場から2021年も目が離せませんね。

 

 

まとめ

ノーチラス 5711/1A-001と5711/1A-010の違いについて、そして5711/1A-011をご紹介いたしました!

5711/1A-001は2006年~2010年頃まで製造されていたSS3針ノーチラスであり、5711/1A-010は2010年頃~2020年まで製造の同一モデルであること。大きな違いはブレスレットの連結部分がネジ式かピン式であること。

5711/1A-011は白文字盤のノーチラスであること。

いずれも生産終了の報とともに大きな相場高騰を見せており、買取価格もおのずと上昇中であることをお伝えできたでしょうか。

なお、文中でも言及していますが、2021年のパテックフィリップ新作発表は4月が予定されています。当サイトでもお伝えしていきたいと思いますので、乞うご期待!

文:鶴岡

 

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この記事を監修してくれた時計博士

新美 貴之(にいみ たかゆき)

  • (一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
  • 高級時計専門店GINZA RASIN リテール(本店、ナイン店)商品管理、メンテナンス マネージャー

1975年生まれ・愛知県出身。大学卒業後、ロレックス専門店に入社。販売・仕入れに長年従事した。
その後、並行輸入商品の幅広い商品の取り扱いや正規代理店での責任者経験を経て、2017年にGINZA RASINに入社。
店舗運営や商品管理・メンテナンスを統括し、社員教育にも力を入れている。時計業界歴23年。

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