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オーデマピゲ・パテックフィリップ・ヴァシュロン買取強化

ロレックス, 価格高騰モデル, 時計買取, 買取相場, 高く売るコツ

購入制限対象外の高相場ロレックス8選。指定モデルになる前に買っておきたい時計とは?

2019年11月より、ロレックスで突如として始まった「購入制限」。

これは、ステンレススティール製の人気スポーツモデルを中心に、ロレックス(厳密には日本国内のロレックス正規販売店)が顧客に対して設けた制約です。すなわち、「指定モデルはおひとり様一点限り、同一コレクションの購入はその後5年間不可」「別コレクションであっても指定モデルに関してはその後一年購入不可」と言ったもの。

この購入制限、ロレックス転売に待ったをかけるための、販売店側の施策でした。現在ロレックスの人気モデルは定価を大きく超えるプレミア相場を築いているため、正規店で購入後に即売却する行為が目立ってきたためです。

なお、指定モデルは当施策スタートから一年が経過する現在も依然として正規店では手に入りづらい状況です。さらに購入実績がある方は、今後5年間は手に入れづらいという事実も…

 

では、指定モデル以外に目を向けてみるとどうでしょうか。指定モデル以外にも、実は定価を超える高相場ロレックスはかなりの数存在しています

転売行為の是非はまた別の議論が必要ですが、こういった指定外モデルは制度上、何度でも購入可能。つまり正規店を「マラソン」しながら複数本購入することも当然できるというわけです。

さらに言うと、これらは今後ロレックスが購入制限対象を拡張した時、指定される可能性が高いことも意味しています。なぜならデイトナやサブマリーナが手に入れづらくなった今、指定外モデルに需要が流れていき、結果として転売横行・品薄に伴う相場急騰の可能性が高いためです(既に相場高騰が著しいモデルも少なくありません)。

つまり、現在指定されていないプレミアムモデルを買っておけば、今後その相場がまた上がり、思わぬお得価格で売却できるケースが出てくるかも…!?

この記事では、ロレックスの購入制限対象とされていないモデルのうち、高相場の製品を8選ご紹介いたします。

ロレックス コスモグラフデイトナ

※転売行為を推奨するものではありません。また、リセールバリューをお約束するものではありません。参考程度にお読みください。

 

ロレックスの購入制限とは?指定モデルはどれ?

冒頭でも触れているように、ロレックスの購入制限は2019年11月からスタートした、ロレックス側の施策です。「ロレックス側」とは言えメーカーが噛んでいるわけではなく、日本国内の正規店・正規代理店が取り決めました。

主なルールは以下の通りです。

 

①指定モデルを購入後、同一コレクション(デイトナ,サブマリーナ等)の制限対象モデルは向こう5年間購入不可
②指定モデルを購入後、別コレクションであっても制限対象モデルは向こう1年間購入不可
③指定モデルの販売は日本在住者のみ

 

この購入制限によって、購入時には運転免許証やマイナンバーカードと言った、顔写真付きの身分証明書が必須となりました。また、購入者情報は全国のロレックス正規店・正規代理店で共有されることに。

さらに一連の制限に関する同意書への同意・署名が求められます。

ただし、指定モデル以外の製品に関しては、身分証明書の提示は必要ありません。さらに言うとたとえ制限対象モデルを購入していても、家族や友人を連れていき、ご本人とは別の身分証明書とその持ち主を連れていけば購入できる場合があるとか(逆にプレゼント目的の場合も、贈る予定の方を一緒に連れてくる必要があります)。

もちろん全てのケースにおいて「在庫があれば」という前提付きです。

 

ロレックス デイトナ 116500LN

指定モデルはこちらです。

現在は全てステンレススティール製モデルが対象となっています。

なお、2019年10月以前に購入した分は制限対象とはなりません。

 

①デイトナ 116500LN
②シードゥエラー 126600
③シードゥエラー ディープシー 126660,136660
④サブマリーナ ノンデイト 114060,124060
⑤サブマリーナ デイトナ 116610LN,116610LV,126610LN,126610LV
⑥GMTマスターII 126710BLNR,126710BLRO,126720VTNR
⑦エクスプローラーI 214270,124270
⑧エクスプローラーII 216570,226570
⑨エアキング 126900

 

今回ご紹介している指定モデルは2023年1月現在の情報となり、予告なく変更となる場合がございます。

顧客に制限されるモデルは同意書に同意した時点でのものが対象となりますが、同一コレクション内でモデルチェンジがあった場合は、後継機も指定モデルとして適応されます。

 

 

購入制限対象外で高相場のロレックス8選

ロレックス サブマリーナ 116613LN

それでは次に、前項でご紹介した購入制限対象も指定モデル以外で、定価を超えたプレミア相場のロレックスを8本ご紹介いたします。

冒頭でも述べたように、指定モデル以外の製品であればルール上、複数店舗で複数本の購入が可能です。例えそのモデルがプレミア価格であったとしても(身分証の提示が必要ないため)。

また、現在プレミア相場のモデルはいつ指定モデルとなってもおかしくありません。そうなってくれば、さらに注目度が集まることは必至。

既にお持ちの方もご購入を検討している方も、注目の「購入制限対象外モデル」をぜひチェックしておきましょう!

 

①デイトナ 全般

ロレックス デイトナ 116515LN

基本的に、現在の購入制限対象はステンレススティール製モデルです。そのため、現段階では金無垢やゴールド×ステンレススティールのコンビ(ロレゾール)モデルは対象とはならず、制度上はモノさえあれば正規店を変えて何度でも購入可能です。

しかしながら、時計のリセールバリューに価値を置く方々にとっては、SS以外のデイトナも狙い目。なぜなら、ほぼ全ての現行デイトナは定価を大きく超えるプレミア価格を築いているためです。

とりわけ「オイスターフレックス搭載モデル」「エバーローズゴールド製モデル」はSSに負けないほどのプレミアム相場。

下記に代表モデルとその定価,実勢相場(並行相場),そして当店での買取価格をご紹介いたします。

※相場・買取価格は文字盤色によりますが、下記範囲内です。なお、ダイヤモンドやシェル素材を使った製品および生産終了モデルは除きます。

※定価や相場,当店買取価格は2022年1月現在の情報となります。また、実勢相場を参考として掲載致しますが、文字盤や状態,付属品の有無によって価格差は大きくなります。詳細はお問合せ下さい。


◆デイトナ 116515LN

デイトナ 116515LN ブラック×ピンク文字盤

定価:3,741,100円
実勢相場:600万円前後~
当店中古買取価格:450万円程度~


◆デイトナ 116518LN

デイトナ 116518LN ブラック文字盤

定価:3,566,200円
実勢相場:550万円前後~
当店中古買取価格:440万円程度~


◆デイトナ 116519LN

ロレックス デイトナ 116519LN

定価:3,741,100円
実勢相場:530万円前後~
当店中古買取価格:440万円程度~

 

◆デイトナ 116505

デイトナ 116505 買取価格

定価:4,951,100円
実勢相場:700万円前後~
当店中古買取価格:570万円程度~

 

◆デイトナ 116509

ロレックス デイトナ 116509

定価:4,951,100円
実勢相場:480万円前後~
当店中古買取価格:470万円程度~

 

◆デイトナ 116508

デイトナ 116508 グリーン文字盤

定価:4,602,400円
実勢相場:700万円台~(グリーン文字盤モデルは平均より高値)
当店中古買取価格:550万円程度~

 

◆デイトナ 116503

116503

定価:2,270,400円
実勢相場:300万円台~
当店中古買取価格:200万円~250万円程度

 

以上が購入制限対象外ながら、価格高騰しているデイトナの代表的なモデルと相場感です。

デイトナは、現在のロレックス相場を率いている中心的な存在です。

ロレックス唯一のクロノグラフモデルであり、歴代全てのモデルで高い相場を維持しています。

そんなデイトナですから、ステンレススティール製の116500LNは真っ先に購入制限の対象となったことでしょう。事実、正規店ではほとんど手に入らないと言われて久しいモデルです。

ステンレススティール製デイトナの流通は並行輸入市場でもそう多くはありません。仕入れても、すぐに売れてしまうためです。また、相場が高すぎてなかなか一般ユーザーが手を出しづらいことも特筆すべき点です。

ロレックス デイトナ 116518LN

こういったSSデイトナの現状は、かつてはそこまで価格を上げていなかった金無垢デイトナやコンビデイトナへと影響を及ぼすこととなりました。

なぜならSSデイトナを買えないユーザーがハイエンドクラスを狙いに行ったこと。ステンレスモデルよりもゴールドモデルの方がお得になると言う貴金属市場の逆転現象が起き、より「お得感の強いモデルを」といったユーザーの需要が流れたためです。

もっとも、ゴールドをあしらったラグジュアリーなデイトナの魅力そのものも価格高騰の大きな要因でしょう。

ちなみにデイトナは金無垢素材のモデルを注視にバリエーションが豊富であることも知られていますが、かつては定番でないがゆえに人気モデルではなかったカラー文字盤の人気がいや増しています。とりわけYG製Ref.116508のグリーン文字盤。

2016年に誕生し(現行デイトナの多くは2016年にモデルチェンジを果たしている)、2017年末頃までは長らく320万円台で購入可能だった当モデルですが、2018年、ロレックス相場が過去類を見ないほど相場を上げて以降、釣られるように急騰。

新型コロナウイルスの影響も大きく受けず、現在ではなんと中古価格1000万円超という驚くべき相場に・・・!

もちろんSSモデルから需要が流れてきたことも金無垢デイトナの高騰の背景としてありますが、美しく深みのあるグリーン文字盤の、もともとの魅力が認知されてきたことが大きいでしょう。事実、2021年以降はパテックフィリップやオーデマピゲといった人気ラグジュアリーブランドのグリーン文字盤モデルが続々投入されており、一つのトレンドとなりつつあります。

ロレックス デイトナ 116508

こういった状況ですから当然ながら、金無垢やコンビのデイトナも正規店では手に入りづらい状況です。購入制限の指定になっていなかったとしても定価超えの相場である以上、販売店側もコントロールしているのでしょう。

一方で意外とコンビやオイスターフレックスモデルは店頭に並んでいた,案内されたといった報告も…

さらに言うと近年の金価格の高騰とともに、原材料が上がり、定価改定となる可能性が高いロレックスでもあります。

そのため今後、まだまだ価格高騰するポテンシャルを持ち合わせてもいます。

欲しい方は正規店にしろ並行輸入店にしろ、出会った時に買うのが吉と言えるでしょう。

 

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②GMTマスターII ピンクロレゾール 126711CHNR

ロレックス GMTマスターII 126711CHNR

定価:1,920,600円
実勢相場:290万円前後~
当店中古買取価格:235万円程度

 

2018年に登場した新型GMTマスターII。

SSモデルの赤青ベゼル「ペプシ」がリバイバルされたことで大きな話題を呼びましたが、同時にリリースされた「ピンクロレゾールGMTマスターII」もまた、人気を博していくこととなりました。

デイトナの項でもお伝えしているこの「ピンクロレゾール」とは、エバーローズゴールドとステンレススティールのコンビモデルです。
ゴールドと言うとまずイエローゴールドカラーを思い浮かべる方もいらっしゃるでしょうが、金に銅やパラジウムと言った合金を使うことで任意のカラーリングを得ることができます。

エバーローズゴールドは「ピンクゴールド」と言われる、優しいピンク色をした素材です。
しかしながらピンクゴールドは銅を合金とするため、変色・退色しやすいという特性を抱えていました。
そこでロレックスは独自配合のもと、変色しづらいピンクゴールドを2005年に開発・製品化しました。これが、エバーローズゴールドです。

ロレックス GMTマスター126711chnr

そんなエバーローズゴールドをあしらったGMTマスターII、人気を博すのに時間はかかりませんでした。

GMTマスターはスポーツロレックスには珍しくバリエーション豊富な一大シリーズですが、エバーローズゴールドモデルが出たのは2018年が初。その物珍しさからご祝儀価格的な意味合いでプレミアム相場となったかと思われましたが、実際にはこれまでのGMTマスターIIとは異なるエレガントなデザイン性が高騰に大きく寄与したのでしょう。

 

ロレックス GMTマスターII 126711CHNR

上記の価格を見て頂くとおわかりになるように、現在実勢相場は言わずもがな、中古の買取価格も定価を上回っている状態です。

もし正規店で購入した方が今売却するとなると、大きな利益を得る可能性が高いです。

これだけの人気商品、いつ購入制限の指定モデルとなるか…ロレックスが指定モデルを拡張するという噂も飛び交っています。そうなれば、白羽の矢が真っ先に立つのはこういったコンビモデルでしょう。

欲しい方は、今買っておいて損のない人気商品です。

 

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③GMTマスターII エバーローズゴールド 126715CHNR

 GMTマスターII 126715CHNR

定価:4,826,800円
実勢相場:580万円前後~
当店中古買取価格:420万円程度

 

同じくGMTマスターIIの、オールエバーローズゴールドモデルです。SSやコンビに比べると大幅に高騰しているわけではありません。

とは言えまだ販売開始から2年ほどと言うこともあり、流通量は少なめ。並行輸入店にもなかなか入荷してきません。

今後、すぐに126715CHNRが購入制限の指定モデルになるとは考えづらいでしょう。

 

 GMTマスターII 126715CHNR

しかしながら、前述したコンビも制限の対象となった時、需要がこちらの126715CHNRに流れる可能性があります
これは、デイトナと同じ現象ですね。

デイトナもまたSSモデルの価格が上がる⇒コンビモデルへと需要が流れる⇒コンビモデルの高騰によって金無垢モデルへと需要が流れると言った道を辿ってきました。

 

GMTマスターIIは現在、デイトナに次ぐ需要を誇っています。

そのためまだ指定モデルではない、かつ定価から実勢相場が大きく乖離しておらず、お得感の強い今こそねらい目なのが126715CHNRと言えるでしょう。

もっとも、定価が高い分、お得とは言え実勢相場も高い傾向にあります。また、比較的流通するようになってきたにもかかわらず相場は月をおうごとに高騰している現状もあります(2022年~2023年にかけて、ロレックス相場は全体的に再び高騰し続けている、という背景もありますが)。

そのため「資産価値」だけで購入するのではなく、ご自身が本当に欲しいのか、ご予算と折り合いがつくのかをよく考えてから決断することをお勧めいたします。

 

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④サブマリーナ デイト 126613LN/126613LB

サブマリーナ デイト 126613LN

定価:1,857,900円
実勢相場:260万円前後~
当店中古買取価格:170万円程度(126613LN)/205万円程度(126613LB)

 

2020年に大幅リニューアルが加えられたサブマリーナ。

新世代ムーブメントCal.3235が搭載されてスペックアップしたことは言わずもがな。さらに歴代で踏襲してきたケースサイズ40mmに変更が加わり、41mmへとアップサイジングされることとなりました。

2020年の新作発表は社会情勢によって9月にずれ込みましたが、ほぼ時期を同じくして各国で販売スタートしたこともあり、比較的流通してきているのが現状です。

この2020年新作発表の場ではSS製のサブマリーナデイトおよびノンデイトに注目が集まっていましたが、当然ながら金無垢およびコンビモデルもリニューアルが図られました。

ロレックス サブマリーナ 126613LB

出典:https://www.instagram.com/rolex/

このコンビモデル、GMTマスターII同様に次の指定モデルに入るかどうかは現時点ではわかりません。ただし、「流通してきている」とは言え、2020年は新型コロナウイルスの影響でロレックス工場が休止し、減産されています。そのため頭数はそう多くはないことを鑑みれば、指定モデルとなる可能性は十二分に考えられます。

一方でコンビモデルは初値220万円から高騰しているとは言え、だんだんと相場が落ち着いてきてはいました。とりわけグリーンサブとして購入制限対象モデルの中でも屈指の人気を誇るステンレススティール製サブマリーナ 126610LVの実勢相場が260万円台~であることを鑑みると、SSスポーツに比べれば126613系の方がロレックスとしては売りやすい…といった見方もできますね。

もっとも、こういったコンビモデルの「お得感」は、今後SS製モデルからの需要が流れるポイントでもあります。

そんな中で、まだお得なコンビサブマリーナを買っておく。新作が気になる方も含めて、そんな選択肢もアリでしょう。

今後の生産量や生産期間にも左右されるかと思うので、要チェックですね!

 

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⑤ミルガウス 116400GV

ロレックス ミルガウス 116400GV

定価:1,109,900円
実勢相場:140万円前後~
当店中古買取価格:125万円(Zブルー)/100万円(ブラック)

 

仏語で「1000ガウス(70,000A/m)」の意味を持つミルガウス。その名の通り、高い耐磁性能をコンセプトとしたコレクションです。

ミルガウスは、他のスポーツロレックスと異なる仕様の数々を持つ、「スペシャル」なモデルでもあります。

例えば通常ロレックスのサファイアクリスタルガラスには偽造防止のために透かし王冠マークがプリントされているのですが、ミルガウスにはこれがありません。さらにはガラスが透明ではなくグリーンに彩られており、リファレンスにはグリーンガラスを意味するGV(仏語でGlace Verte)が付けられます。

その他にも稲妻を思わせる秒針や耐磁に特化したケースバックおよびムーブメントCal.3131を搭載する等、他とは一線を画していることがわかります。

ロレックス ミルガウス 116400GV

このように特別感が溢れるミルガウスですが、デイトナやGMTマスターII,サブマリーナのような相場高騰はありませんでした。「定番外し」の宿命ゆえに、通好みなコンセプトであったことは否めません。

しかしながら2019年を境に、ジワジワと実勢相場を上昇させることとなりました。

なぜならミルガウスの「生産終了説」が流れたためです。

ロレックスは生産終了(またはモデルチェンジ)によって、大きく相場を上下させることが珍しくありません。ミルガウスはまだ現役ですが、この噂が流れた後に定価超えの実勢相場を記録しました。今でもその状態は続いており、2022年はいっそうの高騰の波を描くことに。

つまり、「指定モデル」にならなかったとしても、まだ正規店で自由に(と言うと品薄の昨今は語弊が生まれますが)購入できるうちに。買っておくべき一本と言えるのではないでしょうか。

 

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⑥エアキング 116900

定価:793,100円(生産終了時)
実勢相場:110万円前後~
当店中古買取価格:90万円程度

 

ミルガウスが生産終了あるいはモデルチェンジになった時、一蓮托生なのは現行エアキング 116900です。なぜならムーブメントがミルガウスと同一のCal.3131であるためです。

結局2022年、エアキングの方が先にモデルチェンジしてRef.126900へと移行。Ref.126900は購入制限対象モデルとなっているものの、旧型はまだ比較的入手しやすい今。買っておきたい一本となっております。

 

現行エアキングがリリースされたのは2016年ですが、「エアキング」の名前が市場に出たのは、はるか1940年代にさかのぼります。ロレックス最古のペットネームでもあり、非常に歴史の深いモデルです。

一時期完全にカタログから姿を消していたこともありますが、2016年に116900として復活。これは、イギリス発の速度記録専用自動車「ブラッドハウンドSSC」の開発プロジェクトのスポンサードの一環として誕生した背景があります。ちなみに同機体は超音速スポーツカーなのですが、搭載されているクロノグラフ計器がエアキングの文字盤デザインに適応されることとなりました。

ロレックス エアキング 116900

こういった背景からお分かり頂けるように、現行エアキング 116900もまた「定番外し」。そのため相場を大きく高騰させているわけではなく、指定モデルにも入っていませんでした。

しかしながら、現在は一部の超プレミアモデルに引っ張られ、ロレックス相場が全体的に上昇しています。未来のことは誰にもわかりませんが、今後もこの波は加速していくと言う見解が時計業界では少なくありません。

そのためミルガウス同様、比較的制約なく手に入るうちに、エアキング 116900を買っておけば、今後の状況次第で思わぬ売却益を手にできるかもしれません。

 

⑦スカイドゥエラー 326934

ロレックス スカイドゥエラー

定価:1,857,900円(オイスター)/1,882,100円(ジュビリー)
実勢相場:270万円前後~(ブルー文字盤は300万円前後~)
当店中古買取価格:250万円(ブルー)/215万円(ブラック)/210万円(ホワイト)

 

今、購入制限対象外モデルで最も正規店での入手が難しいのでは・・・そんな風に囁かれているモデルが、スカイドゥエラーです。

スカイドゥエラーは、ロレックス屈指のコンプリケーションシリーズです。

アニュアルカレンダー「サロス」,デュアルタイム機構を備えていること。また、スポーツモデルでありながらもフルーテッドベゼルが使われていると言うラグジュアリーさから、ハイエンドクラスに位置づけられてきました。

ちなみにスカイドゥエラーの機能を簡単に解説すると、アニュアルカレンダーによって大小の月を計算するのみならず、さらには文字盤外周の小窓で月を、3時位置で日付を表示させます。また、デュアルタイムではGMTマスターとは異なりGMT針を用いるのではなく、文字盤中央ディスクが回転することで第二時間帯を読み取ります。

これらの操作はリングロックベゼルとリューズのみで行える画期的な手法であることも特筆すべき点です。

ロレックス スカイドゥエラー 326934

こういったコンプリケーションはもともとの定価が高いこと、そして定番外しであることから、相場が上がりづらいモデルでした。

しかしながらロレックス全体の相場が上がっていることは前述した通りです。

しかも、スカイドゥエラー 326934に至っては、デイトナやGMTマスターII,サブマリーナと言った人気モデルに追随するほどの相場高騰を遂げているのです。

 

スカイドゥエラーはハイエンドモデルのため、基本的にオールステンレススティールモデルはラインナップされていません。金無垢か、あるいはコンビモデルとなります。

でも、こちらの326934は、ベゼルのみがホワイトゴールドであとはSS。そのため扱いやすく、また定価も他のハイエンドモデルに比べるとくらか低く設定されています。

こういったSSスポーツときわめて近い属性から、ここ三年ほどで急騰。今では定価を大きく上回る高相場を記録することとなりました。ちなみにこの相場高騰が最も顕著なのが、ブルー文字盤です。今後、スカイドゥエラー 326934も指定モデルとなってしまうかもしれません。

やはりまだ「手に入る」うちに、気になる方はぜひチェックしておきましょう。

ちなみにスカイドゥエラーにドレッシーなジュビリーブレスレットが搭載された新型モデルも、2021年にラインナップに加わりました。

ロレックス スカイドゥエラー 326934

こちらの定価はオイスターブレスレットより若干高く、税込1,882,100円。

現状の実勢相場は、オイスターブレスレットよりも若干高い価格で売買されていますが、まだ出回り始めたばかり。今後の流通量によって変わってくることでしょうが、こちらもジュビリーブレスレットとの組み合わせがとても洒脱です。

今後、購入制限対象モデルとなるかどうか・・・注力が必要な一大シリーズです。

 

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⑧デイトジャスト41 126300他

ロレックス デイトジャスト 126300

定価:960,300円
実勢相場:120万円台~
当店中古買取価格:95万円~110万円

※モデルによる

 

最後にご紹介するのは、デイトジャストの最大サイズ「40mm」モデルです!

そもそもスポーツ系に分類されないデイトジャストは、相場が比較的落ち着いているシリーズでした。人気は高いのですがバリエーションが本当に豊富で、需要が一転集中するタイプのロレックスではなかったためです。

 

しかしながらご多分に漏れず相場はジワジワと上昇。これはスポーツモデルから需要が流れてくるようになった、ということもありますが、高級時計市場が拡大するにつれてデイトジャストファンが増えたことも大きいでしょう。また、ロレックス自身もデイトジャストの外装やカラー,デザインを年々ブラッシュアップすることで、かつてあった「オジサン時計」の印象は払しょくされました。

ロレックス デイトジャスト 126300

そんなデイトジャストの中でも特に相場高騰が著しいのは、「シンプル」なモデルです。さらに言うとデイトジャストでありながら、スポーティーさも持ち合わせているデザインに人気が集まっています。

そのため、40mmサイズのスムースベゼルモデルを取り上げさせて頂きました。

ちなみに、126300の中で最も人気が高いのは、こちらのグレー・アラビア文字盤です。

ロレックス デイトジャスト 126300

 

前述の通りデイトジャストはバリエーションが大変豊富なため、全てのモデルで相場が上がっているわけではありません。そのためコレクション全体で購入制限の指定モデルになるということはほとんど可能性としてないでしょう。

言い換えればこれは、正規店で今後も購入できる可能性が指定モデルに比べれば高いということ(もちろんお店の在庫状況はわかりませんが)!

中にはこれから価格高騰する大穴デイトジャストがあるかも!?

 

また、今回の購入制限対象外モデルで価格高騰するロレックスとしては挙げませんでしたが、ベーシックなオイスターパーペチュアルが今急騰とも言うべき相場を記録しています。

その背景に、2020年に発表された「カラフルバリエーション」な新作オイスターパーペチュアルがいます。

ロレックス オイスターパーペチュアル 126000

2020年は前述した新型サブマリーナがロレックスから発売されたことで大きな話題となった年ですが、もう一つのトピックがありました。

それが、こちらの新型オイスターパーペチュアルです。

他の新型モデル同様、オイスターパーペチュアルでも新世代ムーブメントCal.3200系が搭載されることとなったのですが、と同時にこれまでのオイスターパーペチュアルには見られなかった、ヴィヴィッドカラーやパステルカラーがラインナップに追加されていたのです。

デイトジャストやオイスターパーペチュアルは文字盤デザインが豊富です。それでも、ここまで目立って華やかなカラーリングは一部中東向けモデルなどを除いて、なかったように思います。ロレックスはラッカー仕上げをベースに多彩なカラーやニュアンスを出す技術に長けていますが、その集大成的な存在とも言えます。

ロレックス オイスターパーペチュアル 126000

さて、そんな新型オイスターパーペチュアル、実はユニークなカラーを中心に、過去類を見ない実勢相場を記録しています。

もともとデイトジャストの廉価版として誕生したオイスターパーペチュアル。流通量が豊富なことも関係して、プレミアム相場になるといった類のモデルではありませんでした。

しかしながらケースサイズ41mmのRef.124300,36mmサイズのRef.126000を中心に価格高騰。とりわけ上記画像のターコイズ文字盤などは、現在青天井といって良い実勢相場を記録し続けております。

 

現在の購入制限対象モデルはプロフェッショナルラインが中心であるため、デイトジャストやオイスターパーペチュアルが加入する可能性は少ないかもしれません。

しかしながらこの相場感を見ていると、品薄の波はこの二機種においても止まないであろうことは、想像に難くありません。

 

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まとめ

2019年11月より始まったロレックスの購入制限について、また指定モデル以外で高相場の製品について解説いたしました。

本稿でご紹介するモデルは、現時点で購入制限対象外。にもかかわらず指定モデルに匹敵する,あるいは凌駕するような高相場を誇るモデルもあります。

今後、指定モデルとなってしまう前に。マラソンするもよし、並行店で買っておくもよし。価格高騰に期待したい逸品たちです。

 

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この記事を監修してくれた時計博士

池田 裕之(いけだ ひろゆき)

  • (一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
  • 高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン 課長

1982年生まれ・熊本県出身。
20代でブランド販売店に勤務していく中で、高級時計に惹かれ、その奥深さや魅力を知っていく。29歳で腕時計専門店へ転職を決意し、GINZA RASINに入社。
豊富な時計への知識を活かして販売・買取・仕入れに携わり、2018年8月にはロレックス専門店オープン時、店長へ就任した。販売・買取ともにリピーターが多い。時計業界歴17年。

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