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ロレックス, 時計買取, 買取相場

ロレックス GMTマスター 116710BLNRの買取相場を予想!

ロレックス GMTマスターの人気モデル「116710BLNR」。

バーゼルワールド2019において後続機「126710BLNR」が発表され、時計業界人・時計ファンの予想通り廃盤となりました。

「生産終了したロレックスの相場は上がる」と言われることもあり、当時は多くのメディアで116710BLNRの今後の相場予想が行われたものです。

あれから約二年。

GMTマスターII 116710BLNRの買取相場がどのように変化したのかを解説致します。

ロレックス GMTマスター 116710BLNR

※掲載する情報は2021年1月現在のものとなります。

 

ロレックス GMTマスターII116710BLNRについて

ロレックス GMTマスターII 116710BLNR

ロレックス GMTマスターII 116710BLNR

スペック

素材:ステンレススティール
ケースサイズ:直径40mm×厚さ12mm
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.3186
パワーリザーブ:約48時間
防水性:100m
製造期間:2013年~2019年

 

GMTマスターII 116710BNLRは2013年に発売されたスタイリッシュな青黒ベゼル―通称バッドマン―モデル。精悍な顔立ちから、30代・40代の男性から支持を受けているモデルです。

ちなみに同世代のリファレンスとして、2007年と一足先に黒ベゼルの116710LNがリリースされており、2019年まではこの2モデルがGMTマスターIIの代表として愛され続けてきました。

そして冒頭でもご紹介した通り、116710系は2019年のバーゼルワールドを期に生産終了となります。

GMTマスターII 116710BLNR

その前年のバーゼルワールド2018において、新型ムーブメントCal.3285へ移行を果たした新作126710BLROをリリースしました。この新型ムーブメント、既存の3100番台のものより改良が加えられており、とりわけパワーリザーブを約70時間と、一日ほども延長させたことで「二連休に時計を外していても、三日目の朝まだ動いたまま」を実現することとなりました。

しばらくは116710系と126710系が併売されていた形ですが、バーゼルワールド2019で青黒ベゼルを搭載させた126710BLNRが出たことから、116710系はカタログ落ちとなりました。

ロレックス GMTマスター 116710BLNR

青と黒の落ち着いたカラーリングで、スーツによく似合うことが魅力ですね。

24時間針もブルーとなり、24時間目盛りにはプラチナがコーティングされています。

 

搭載ムーブメント Cal.3186

ロレックス GMTマスター 3285

出典:https://www.rolex.com/ja/watches/gmt-master-ii/m116710blnr-0002.html

 

スペック

時分秒、24時間表示、デイトジャスト、24時間針単独稼働、ハック機能
クロノメーター認定
パワーリザーブ約48時間
28,800振動/時
製造年:2005年~

 

Cal.3186は前キャリバー3185よりパーツ数を増やし、針ズレや動作等の不具合を抑えた高性能ムーブメントです。

エクスプローラーII 16570GMTマスターII 116710LN16713116718LNといった他の人気モデルにも搭載され、近年はGMTの基盤ムーブメントとして高い評価を獲得してきました。

 

前述の通り、新作GMTマスターII 126710には新型ムーブメントが搭載されております。

現在ロレックスは順次新型ムーブメントへ移行を果たしており、今後、GMTマスターII以外のシリーズでもこの流れを進めていくことでしょう。

しかしながら1990年代~2000年代、ロレックスの基幹ムーブメントとして活躍してきた3100番台キャリバーは紛れもない名機です。確かに新型ムーブメントよりパワーリザーブなどの面では劣りますが、GMTマスターIIに採用され続けてきたCal.3186の実力は十二分。

非常によく出回っているため、メーカーでなくとも比較的メンテナンスが受けられやすく、また、その実用面においてもきわめて優れた逸品となっております。

 

上昇傾向にあるGMTマスターII 116710BNLRの買取相場

GMTマスターII 116710BLNR

「116710BNLR」は2018年の時点では廃盤が決まっていませんでしたが、紙媒体のカタログから既に姿を消していたため、廃盤は時間の問題といわれていました。

ロレックスは廃盤が決定すると相場が上がる傾向がありますので、相場は常に右肩上がりに推移。

2018年の平均買取相場は最終的に100万円を超える相場となりました。

 

その後バーゼルワールド2019年において正式に廃盤が決定。

新作126710BLNRが発表されたことにより旧型モデルとなりましたが、買取相場は爆発的な伸びを記録しました。

当時はロレックス相場全体が過去最高値を記録していたことも要因として大きいでしょう。

ちなみに、その前年にモデルチェンジを果たしたディープシー Dブルーのリリース時にも見受けられた「生産終了ロレックスの相場情報」現象ですが、116710BLNRの値上がりは近年類を見ない高騰を果たしています。

 

 

付属品 買取金額(平均値)
2014年 箱/保証書 有 ~約80万円
2015年 箱/保証書 有 ~約92万円
2016年 箱/保証書 有 ~約82万円
2017年 箱/保証書 有 ~約88万円
2018年 箱/保証書 有 ~約102万円
2019年 箱/保証書 有 ~約138万円
2020年 箱/保証書 有 ~約125万円
2021年最新 箱/保証書 有 158万円(定額買取価格/条件有)

 

2014年から2017年までは80~90万円台の間で相場が上下してしましたが、為替の影響とロレックス人気の高まりによって一気に高騰。

廃盤のうわさが現実的となってからは更にその勢いは増し、需要はさらに拡大していきました。

実際に廃盤になった後は、さらに人気が上がり、現在は150万円を超える高額買取額をご提示させて頂いております!

なお、2020年5月時点においては約125万円と、2019年に比べると若干値を落としていますが、これは新型コロナウイルスに伴う円高・株安、そして不安定な社会情勢が影響した結果であり、4月に底値を見せてより、またジワジワと上昇傾向に転じつつあります。

むしろ現在はコロナ禍で海外仕入れがしづらい状況が続いているため、個人買取りに各社が力を入れている結果、116710BLNRの買取額が上昇傾向にあります。

 

何故116710BLNRはこれ程までに高騰したのか

もともと人気のあった機種ですので、116710BLNRが高騰する予想は出来ていました。でも、まさかここまで高騰するとは・・・!

この凄まじい買取価格は様々な要因が絡み合った結果ですが、爆上げのキッカケとなったのは以下の点だと思います。

 

■新型の126710BLNRには、3連のオイスターブレスの設定が無かった

 

新型の126710BLNRは赤青ベゼルの126710BLRO同様ジュビリーブレスモデルしかラインナップがありません。

どうもロレックスでは、GMTマスターIIのステンレススティールを、より「スポーツ・ラグジュアリー」の位置づけにするべく、試みているようです。

 

ジュビリーブレスは人気がありますが、堅牢性の高いオイスターブレスの人気もまた健在。

見た目が大幅に変化したのであれば新型に人気が集中し、旧モデルの価値が下がることも考えられます。しかし、今回は新型がジュビリーブレスしかラインナップが存在しなかったため、相対的に3連オイスターブレスを備える116710BLNRの価値が上がるという結果に繋がりました。

GMTマスターII 126710BLNR

出典:https://www.rolex.com/ja

 

仮にオイスターブレス版もラインナップされていれば、これ程までに旧作116710BLNRが高騰することは無かったかもしれません。

 

 

ちなみに昨年のバーゼルワールド2018年に発表されたディープシー126660も「ムーブメント変更・見た目変化なし」という内容で新作が発表されました。

ディープシー ムーブメント

外観に関しては新作126660と旧作116660は殆ど変わりありません。ただ、ムーブメントを最新型に変更したことにより新しい型番に生まれ変わっています。

しかしながら、ディープシーの場合はブレスレットもオイスターブレスが引き継がれています。

116660は廃盤となりましたが、デザイン性がそのまま126660に受け継がれているため、思っていたよりも買取相場が上昇しませんでした。

 

これを踏まえると、やはりオイスターブレスこそが116710BLNRを高騰させた要因であると推測することができます。

 

最後に

116710BLNRは予想通り廃盤となりましたが、126710BLNRがジュビリーブレスであったため、オイスターブレスを装備した青黒ベゼルという絶対的な個性を持つことになりました。

そのため生産終了後は評価を下げることなく、むしろ今なお異常な買取相場を打ち出しています。

売却を検討されている方は、間違いなく今が売り時です。

今後、仮に126710BLNRのオイスターブレス版がリリースされてしまえば相場はが下落する可能性があるため、116710BLNRオーナーの方はお早めに決断することをオススメします。

 

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この記事を監修してくれた時計博士

池田 裕之(いけだ ひろゆき)

  • (一社)日本時計輸入協会認定 CWC ウォッチコーディネーター
  • 高級時計専門店GINZA RASIN 買取部門 営業企画部 MD課/買取サロン 課長

1982年生まれ・熊本県出身。
20代でブランド販売店に勤務していく中で、高級時計に惹かれ、その奥深さや魅力を知っていく。29歳で腕時計専門店へ転職を決意し、GINZA RASINに入社。
豊富な時計への知識を活かして販売・買取・仕入れに携わり、2018年8月にはロレックス専門店オープン時、店長へ就任した。販売・買取ともにリピーターが多い。時計業界歴17年。

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