ブライトリング　クロノマット

2017/02/24

無条件で好きなモノってありますよね？

私もいくつかありますが、その中の1つがコレ！

ブライトリングクロノマット

ブライトリングクロノマット44 ブラックブラック日本限定400本 S011BBBPA(AB0111)

ブライトリングのフラッグシップの１つです！

クロノマットは1984年に、イタリア空軍のアクロバット飛行チーム「フレッチェトリコローリ」の公式クロノグラフとして開発され、1942年に誕生した名作【クロノマット】と同じ名前を冠することになりました。

パイロットの為に設計されたので、スペックもパイロット用に工夫されています。

時間を計るための回転ベゼル上には「15」「 30」「 45」の文字が表示されたライダータブがあります。これは残り時間を計りたい（カウントダウン計測したい）パイロットのために、「15」と「45」を入れ替えできるように取り外し可能になっているという工夫がされています。

ラグは服にひっかからないようにストレートなデザインになっています。

そして、ガラスは両面無反射コーティングになっており、飛行の際に上空での太陽光の反射を防ぐことができます。

リューズに刻まれた切れ込みや、ライダータブ自体もパイロットが手袋をしても使えるように工夫されています。

このライダータブは

回転ベゼルで時刻経過を見る際に瞬時に視認しやすいように突起しており（視認性）

パイロットがグローブを嵌めた手でもベゼルを回しやすいように引っかかるように突起していて（操作性）

そして、ガラス（風防）面が直接ぶつかって割れないようにガラスより一段高い位置になっています（耐久性）

ブライトリングクロノマット UTC付き 81.950.ASU1

3時位置のロゴとインダイアルの表記と縁、カレンダー枠に注目です。

これは1989年販売のものです。

ブライトリングクロノマットブルーエンジェルス B13048

1990年頃に販売されたクロノマット　ブルーエンジェルス。

ブライトリングクロノマットブルーインパルス限定1000本 A134G33PA(A13048)

1994年に最初の大きなリニューアルを行いました。

視認性アップと操作性アップのマイナーチェンジが行われ、デザインが少し変わりました。

ブライトリングクロノマットフレッチェトリコローリ限定4000本 A13050.1

1995年に4000本限定で発表されたイタリア空軍所属のアクロバット飛行チーム「フレッチェ・トリコローリ」モデル。

インダイアルの表記と縁、カレンダー枠をみて下さい。

1997年にはインデックスを斜体にした「クロノマットヴィテス」、インダイヤルを見やすくした「クロノマットGT」が発表されます。

バーインデックスタイプを『クロノマットGT』、アラビアインデックスタイプが『クロノマットヴィテス』と呼ばれました。

2000年にブライトリングは「100%クロノメーター化を宣言」をしました。

ラインナップの一部モデルがクロノメーター認定というメーカーはありましたが、すべてをクロノメーター化させるというのは前代未聞でした。

ムーブメントB-13を使用したCOSC公認クロノメーターとなった「クロノマット2000」は、ブライトリングのロゴの下にクロノメーター（CHRONOMETRE）の表記が入るようになりました。

ブライトリングクロノマット2000　 A138C51PA

これは2000年販売のものです。

3時位置のロゴの下にクロノメーターの表記が。

ブライトリングクロノマットブルーインパルス日本限定500本 A140CBIPAS(A13353)

2004年にクロノマットは20周年を迎え、更なる進化をします。

ケースサイズがクロノマット2000の39mmから44mmの大きさになった「クロノマットエボリューション」の登場です。

クロノグラフのプッシュボタンもスクリューロック式になり防水も300Ｍになりました。

まっすぐだったラグは腕に沿うように変更されています。

ブライトリングクロノマットエボリューション A156B19PA(A13356)

ブライトリングクロノマットエボリューションブルーインパルス A156CBIPA(A13356)

ブライトリングクロノマットエボリューション C156B21PAC

そう言えば、ウインドライダー　クロノマットは？って思いませんか？

そう、ウインドライダーです。

以前ブライトリングはラインのカテゴライズを

ナビタイマー

ウインドライダー

プロフェッショナル

エアロマリン

の４つに別けていた時代がありました。

ウインドライダーとは、ラインの各モデルは、いずれもライダータブ付きベゼルを備えたものとしていた様です。

ラウインドライダーのインナップは、クロノマット、コックピット、クロノコックピット、ブラックバード

因みに他のラインはと言うと

ナビタイマーが

ナビタイマー、ナビタイマーヘリテージ、ナビタイマーワールド、コスモノート、モンブリラン、モンブリランオリンパス、モンブリランダトラ、クロノマチック

プロフェッショナルは、エマージェンシー、エマージェンシーミッション、エアロスペース、エアウルフ、スカイレーサー、コーパイロット

エアロマリンは、スーパーアヴェンジャー、クロノアヴェンジャー、クロノアヴェンジャーM1、アヴェンジャーシーウルフ、クロノスーパーオーシャン、スーパーオーシャン、スーパーオーシャンスチールフィッシュ、クロノコルト、コルトGMT、コルトオート、コルトクオーツ

となっていました。

なので、たまにウインドライダー　クロノマット　エボリューションなどと言う呪文の様な名前が出てきます。

が、いつの間にかこのカテゴライズの使用が無くなっていました。（知っている方教えて下さい。）

2009年、自社ムーブメントであるキャリバー01を開発し、「クロノマット44」が誕生します。

2009年5月29日世界同時発売でした。なんで覚えてるかっって、自分の誕生日と一緒だからです！

ブライトリングが完全自社開発ムーブメントを搭載した初のモデルです。

初期は「クロノマットB01」と呼びましたが名称を変更して現在の呼称になります。更に「クロノマット41」も追加します。メーカー5年保証、70時間パワーリザーブ、日付のクイックチェンジがいつでも出来るといったスペックを持っています。

クロノグラフのインダイヤルは横目へと変更され、ベゼルが厚くなりアラビア数字が入りました。

ベゼルにあったライダータブも突起を無くしてより統一感が増し、ベゼルの回転を1周120ピッチから240ピッチへと変更。より細かく滑らかな回転になっています。

ブライトリングクロノマット01 限定2000本 S013B50PA(AB0111)

ブライトリングクロノマット44 A011C89PA(AB0110)

ブライトリングクロノマット41 A014C30PA(AB0410)

大きさ以外に異なろ部分がないので、写真だと横並びにしないと分からないですね。

ブライトリングクロノマット44 ブルーインパルス限定400本 A013CBIPS(AB0110)

2014年に30周年を記念して「クロノマットエアボーン」が発表されました。

ムーブメントは引き続きキャリバー01ということもありクロノグラフは横目デザインです。ベゼルはクロノマットエボリューション以前のデザインに立ち返ったようなものとなっています。そして、大きさは41mmと44ｍｍのラインナップがありますが、41mmの名称が「クロノマットエアボーン」で、44mmが「クロノマット44 エアボーン」です。名称を見る限り44mmの方がバリエーションで、41mmが標準モデルという位置づけだと思われます。エアボーンは小ぶりな方が標準モデル？