GPHG(ジュネーブ時計グランプリ)受賞で話題となったグランドセイコー「白樺」シリーズは、樹皮の凹凸を再現した文字盤の美しさから中古市場でも高い人気を誇ります。
しかし白樺には自動巻き・スプリングドライブ・手巻きの3系統があり、緑樺・黒樺・限定モデルなど型番も多岐にわたるため、「どのモデルがいくらで売れるのか」が分かりにくいのも実情です。
本記事では白樺シリーズの型番ごとの買取相場を一覧化し、高く売るためのポイントも解説します。



グランドセイコーの「白樺」シリーズは、白樺の樹皮をイメージしたダイアルが特徴的な、エボリューション9コレクションです。
時計界のアカデミー賞ともカンヌとも呼ばれるGPHG(ジュネーブ時計グランプリ)2021で、メンズウォッチ部門賞を受賞したことで注目されました。
大谷翔平選手にも贈られた白樺シリーズは、世界中で「White Birch(ホワイト・バーチ)」と呼ばれ、日本ならではの美しさが愛されています。
グランドセイコーを代表する人気シリーズ、「白樺」の特徴と魅力について詳しく解説します。
「白樺」という愛称は、シリーズの文字盤に白樺の林や樹皮をモチーフとした型押しパターンが用いられていることから名付けられました。
白樺の木が選ばれた理由は、グランドセイコーの工房が置かれている岩手県と長野県にあります。
岩手県と長野県には、それぞれ「日本最高峰の美しい白樺林」が存在することで知られています。
そして、グランドセイコーの工房がある雫石、塩尻近辺にも、素晴らしい白樺林が広がっており、それぞれの工房の近くからその美しい景観を眺めることができます。
陰影が美しい白樺文字盤は、グランドセイコー独自のデザイン哲学であるエボリューション9に基づいてデザインされています。
エボリューション9は、光と陰、四季の移ろいなど、日本人が大切にしてきた美意識を、グランドセイコーが培ってきたデザイン文法に落とし込んだ、時計製造の真髄となる現代のコンセプトです。
SLGH005は、岩手県雫石周辺の白樺林をモチーフにしています。白樺林の壮大さや生い茂る木々の立体感が表現された仕上げです。
SLGH005の製造拠点である「グランドセイコースタジオ 雫石」が、岩手県雫石町に位置しているためです。
雫石町は、雄大な岩手山を望む自然豊かな土地で、小岩井農場や国見温泉なども点在しています。
グランドセイコースタジオ 雫石の周辺も野山に囲まれており、近くには白い幹が印象的な白樺林も広がっています。
岩手県は白樺林が美しいことで有名で、特に雫石にも近い平庭高原は「日本一の白樺美林」と呼ばれています。
グランドセイコーは、久慈市と葛巻町にまたがり31万本もの白樺が立つ平庭高原の保全活動にも力を注ぎ、白樺の美観を後世に残すためのサポートを行っています。
また、SLGH005はGPHG(ジュネーブ時計グランプリ)2021を受賞したモデルでもあります。
Ref.SLGA009は、長野県塩尻周辺の白樺林をイメージしています。厳しい信州の冬に凛と立つ白樺林の静けさや、雪との調和が表現されています。
セイコーエプソン塩尻事業所内の「信州 時の匠工房」が、SLGA009の製造拠点であることに由来しています。
信州 時の匠工房からは穂高連峰や八ヶ岳が眺められるほか、近くには神の湖、諏訪湖もあります。また、工房は大自然に囲まれ、特に白樺林は見ごたえがあります。
さらに、信州 時の匠工房と同じ長野県内には、50万本もの白樺が生える日本屈指の美林、八千穂高原も存在します。
グランドセイコーは、雄大な自然の美しさを守り後世に残すために、白樺林の保全活動および白樺林によるカーボン・オフセットを推進する「森林(もり)の里親協定」を佐久穂町と締結しています。
グランドセイコーの白樺シリーズは、搭載されているムーブメントの違いによって分類されています。
搭載ムーブメントは、自動巻きハイビートムーブメントと、セイコー独自の技術であるスプリングドライブ、そして伝統的な手巻きムーブメントの3種類です。
自動巻きハイビートムーブメントを搭載している白樺は、SLGH005と後継モデルのSLGH031です。
グランドセイコーの機械式ムーブメント製造は、岩手県にある「グランドセイコースタジオ 雫石」が担っています。
そのため、機械式ムーブメント搭載モデルには、岩手県雫石町の「白樺」をモチーフにした文字盤が装着されています。
SLGH005に搭載されていたムーブメントはCal.9SA5でした。Cal.9SA5は、2020年にリリースされた機械式ムーブメントで、世界最高峰の性能を誇ります。
グランドセイコー専用に開発され、3万6000振動/時、つまり1秒間に10振動するというハイビートムーブメントです。
また、デュアルインパルス脱進機によって主ゼンマイの伝達効率が高められ、水平輪列構造によって慣性モーメントが大きい大型テンプの搭載が可能になりました。
さらに、ツインバレルを採用することで、約80時間(3日間)というパワーリザーブも可能にしたのです。
超高性能でありながら薄型で、しかも耐久性に優れており、ヒゲゼンマイの等時性が高くて高精度という特徴があります。薄型のケースは、重心位置を下げることで心地よい装着感も実現しました。
雫石製造の特徴は、文字盤だけでなくムーブメントにもしっかり生きています。シースルーバックからは、雫石川仕上げと呼ばれるストライプ模様が鑑賞できます。
工房近くを流れる雫石川が四季折々に見せる美しさをイメージし、繊細な研磨技工により刻まれた仕上げです。
スプリングドライブムーブメントを搭載している白樺は、SLGA009と後継モデルのSLGB009です。
グランドセイコーのスプリングドライブムーブメント製造は、長野県にある「信州 時の匠工房」が担っています。
そのため、スプリングドライブムーブメントを搭載した白樺モデルには、塩尻周辺の白樺林をイメージした文字盤が採用されています。
SLGA009に搭載されていたスプリングドライブムーブメントは、Cal.9RA2でした。スプリングドライブはセイコーが開発したハイブリッドムーブメントです。
機械式ムーブメントのようにゼンマイを動力としながら、クォーツによる制御システムを搭載することで、大きなトルクと無比の正確さを併せ持ちます。
シースルーバックからは、ムーブメントに施された信州霧氷仕上げが鑑賞できます。厳冬期の信州で見られる「霧氷」をイメージしており、機械式ムーブメントとは違った趣が味わえます。
手巻きの機械式ムーブメントを搭載している白樺は、SLGW003です。手巻きの3万6000振動/時ハイビートムーブメントのリリースは、グランドセイコーにとって約50年ぶりのことです。
手巻きムーブメントである9SA4は、岩手県雫石町の「グランドセイコースタジオ 雫石」で製造されています。
そのため、文字盤にあしらわれているのは岩手県の白樺ですが、縦方向に模様が連なる自動巻きとは異なり、模様が横方向になっています。
これは、健やかな白樺の幹に現れる模様を、ブラッシュアップされた型打ち技法によって一層立体的かつ繊細に表現した、手巻き白樺独特の模様です。
Cal.9SA4は約80時間のパワーリザーブを誇るムーブメントで、最大の特徴は巻き上げる際のカチカチという心地よい音と感触です。
巻き上げ音と感触を生み出すために、ムーブメントには新たに設計された「こはぜ」と「こはぜばね」が搭載されています。
こはぜは動力ゼンマイの逆回転を防止するためのパーツです。雫石の工房に姿を見せる愛らしい小鳥「セキレイ」に着想を得てデザインされており、動くさまもセキレイに似ています。
また、ムーブメント全体には雫石川の流れをイメージした「雫石川仕上げ」が施されており、こはぜの動きと合わせて川岸に遊ぶ小鳥の姿を彷彿とさせます。
白樺モデルは、雫石の白樺林をモチーフとしたモデル、塩尻の白樺林をモチーフとしたモデル、雫石の白樺の幹をイメージしたモデルの3種類が基幹となっています。
しかし、白樺林の四季や魅力を表現した、白樺モデルの亜種ともいえるコレクションが存在しています。
白樺モデルの美しさを一層際立たせる、様々な白樺シリーズとそれぞれの魅力、そして違いについて解説します。
白樺は、雫石の白樺林、塩尻の白樺林、雫石の白樺の幹をイメージした3つの基幹モデルで構成されています。
雫石の白樺林をモチーフとしたモデルは、岩手県雫石町にある「グランドセイコースタジオ 雫石」で製造される機械式ムーブメントを搭載するSLGH005と、後継のSLGH031です。
塩尻の白樺林をモチーフとしたモデルは、長野県塩尻市にある「信州 時の匠工房」で製造されるスプリングドライブムーブメントを搭載するSLGA009と、後継のSLGB009です。
雫石の白樺の幹をイメージした横方向の柄が特徴のモデルは、手巻き機械式ムーブメントを搭載したSLGW003です。手巻きメカニカルムーブメントも、雫石の工房で生産されています。
それぞれの白樺文字盤は、腕時計の故郷に自生する、凛として美しい白樺林や白樺の樹皮を、高い技術で再現したものです。
型打ちによる模様の打ち出しと、白銀に輝くラッカーを気泡を入れずに分厚く吹き付ける技法によって、白樺の生命力が表現されています。
陰影によってエッジが際立つ時も、木々の生々しい息吹を感じさせる時もある文字盤の白樺パターンは、それぞれの地域の特色も映し出しています。
岩手県雫石周辺の白樺をモチーフにした、自動巻きハイビートムーブメント搭載機の文字盤では、岩手の白樺林の壮大さや、奥深くまで生える木々の重なりを立体的に描き出しています。
一方、長野県塩尻周辺の白樺をモチーフにしたスプリングドライブムーブメント搭載機では、厳冬期の信州の寒さと雪に耐えながら、静かに立つ白樺林の情景を表現しています。
手巻きメカニカルムーブメント搭載機では、白樺の瑞々しい幹の模様を繊細に写し取っています。
緑樺(自動巻きメカニカルハイビート36000 80Hours SLGH011:グリーンバーチ)は、深みのあるグリーンカラーが特徴的な白樺文字盤を備えた、ブティックオンライン限定モデルです。
新作の緑樺(自動巻メカニカルハイビート36000 80Hours SLGH033)も、2026年10月発売予定です。
搭載しているCal.9SA5ムーブメントは、2020年に発表されたもので、初代のメカニカルムーブメント白樺モデルSLGH005にも採用されました。
グランドセイコーのために開発された3万6000振動/時ハイビートムーブメントで、水平輪列とツインバレルを組み合わせることで、薄型にして80時間のパワーリザーブを誇ります。
さらに大型テンプを搭載し、高い精度も実現しました。装着感の面でも、薄いケースの重心を下部に持ってくることで、より優れた着け心地を追及しています。
「グランドセイコースタジオ 雫石」で製造される白樺モデルならではの、林立する白樺林を表現した立体的な文字盤は、夏の雫石に満ちる生命力を感じさせる、美しいグリーンに彩られています。
文字盤の気品あふれるグリーンカラーに対して、シースルーバックから見えるムーブメントには、繊細で涼やかな「雫石川仕上げ」が施されています。
小鳥のさえずりや川のせせらぎ、芽吹く緑の香りが漂ってきそうな、爽やかなモデルです。
黒樺(自動巻きメカニカル ハイビート36000 80 Hours SLGH029・旧型SLGH017:ナイトバーチ)は、白樺模様が浮かび上がる漆黒の文字盤を備えた、エボリューション9のタイムピースです。
搭載しているCal.9SA5ムーブメントは、2020年に発表された当時最先端のムーブメントです。SLGH005や緑樺にも搭載されています。
Cal.9SA5はハイビートでありながら薄型、80時間パワーリザーブ、高い精度と非常に優れた自動巻きの名ムーブメントとして知られています。
自動巻きムーブメント搭載機は「グランドセイコースタジオ 雫石」で製造され、白樺文字盤のモチーフには雫石周辺の白樺林が採用されています。
冬の白樺林を描いた「白樺モデル」、夏をイメージした「緑樺」とは異なり、「黒樺」は夜の闇にひっそりと浮かび上がる木々を表現しています。
漆黒に染まる大自然の夜、星々のきらめきが白い樹皮を静かに浮き上がらせ、荘厳な雰囲気が漂います。
宵闇には様々な生き物たちの鳴き声がこだまし、川のせせらぎも聞こえてきます。シースルーバックから見えるムーブメントには、そんな情景を象徴する「雫石川仕上げ」が施されています。
立体的な白樺パターンの文字盤は黒一色に染められていますが、ケースやブレスレットは気品あふれる輝きを放つブライトチタンを採用。文字盤の奥深い風情を一層感じられるデザインです。
月明り白樺(10振動手巻きメカニカル SLGW007:ムーンリットバーチ)は、月明かりに照らし出された白樺の静謐な美しさを表現した、エボリューション9のハイビート手巻きムーブメントウォッチです。
手巻きの機械式ムーブメントは「グランドセイコースタジオ 雫石」で製造されており、文字盤は雫石周辺の白樺の樹皮を イメージしてデザインされています。
搭載されているムーブメントCal.9SA4は、SLGW003に採用された約80時間のパワーリザーブと3万6000振動/時ハイビートを誇る名機です。
また、手巻きの醍醐味として、巻き上げる際にカチカチという心地よい感触と音が味わえるよう、ムーブメントに「こはぜ」と「こはぜばね」が搭載されています。
特に、こはぜは雫石周辺で遊ぶ愛らしい小鳥「セキレイ」がモチーフになっており、可愛い動きもシースルーバックから鑑賞できるようになっています。
文字盤は、手巻き白樺と同じ横方向の立体的な模様が施されていますが、月明かりに浮かび上がる樹皮の色合いを再現すべく、ミッドナイトブルーにカラーリングされています。
文字盤の色味を際立たせるケースには、一般的なステンレススチールよりも2倍硬く傷がつきにくい上、通常のチタンよりも白く美しい「ブリリアントハードチタン」が使用されています。
白銀に輝く月が白樺のすらりとした姿を照らし出す、神秘的な情景。雫石の月夜の風情が、深みのある色味と型打ち技法による質感によって見事に表現されています。
白樺モデルは国内外で注目されており、GPHG(ジュネーブ時計グランプリ)2021メンズウォッチ部門賞を受賞しました。
GPHGは腕時計業界のアカデミー賞と呼ばれる権威ある賞で、白樺が世界的に高い評価を得ている証左です。
白樺モデルが評価を受ける理由のひとつは、型打ち技法とラッカーで装飾される立体的な文字盤の美しさにあります。
雫石の白樺林、塩尻の白樺林、白樺の樹皮という3つのパターンを、光と陰でダイナミックかつ繊細に描き出した文字盤のデザイン性と技術力が、世界中から賞賛を浴びています。
グランドセイコー独自のデザイン哲学であるエボリューション9も、美しい文字盤をさらに輝かせています。
きらめくインデックスや多面カットが施された太い針は、視認性の高さと陰影による洗練された美しさを両立させています。
また、それぞれに搭載されたムーブメントのクオリティも、高い評価を得ています。
自動巻き機械式、スプリングドライブ、手巻き式いずれも、革新的な性能と長時間パワーリザーブ、驚きの薄さを実現しています。
白樺モデルには、グランドセイコーの優れた技術力とデザイン性、繊細な技巧、視認性や装着感の高さなど、これまでに培ってきた全ての魅力が凝縮されているのです。
2026年秋、白樺モデルの自動巻きハイビートムーブメントとスプリングドライブムーブメント搭載機が、新型に生まれ変わります。
岩手県雫石の白樺林がモチーフとなっているSLGH005は、2021年のGPHG受賞作でもあり、世界的な白樺人気を牽引してきました。
10月発売予定の新型SLGH031は、メカニカルハイビートムーブメントCal.9SA5を搭載し、SLGH005と同じ毎時36,000振動のハイビートと80時間パワーリザーブ、薄型ケースが特徴です。
大きく刷新したのは素材です。新型のSLGH031には、耐食性が従来よりも高く、白い輝きが美しい「エバーブリリアントスチール」が採用されました。
デザインは旧型をベースにしながら、ブレスレットのテーパード(先細り)が強められました。
また、バックルは2mm×3段階の微調整機構が備えられ、工具なしで最大6mmの微調整が可能となり、装着感がよりアップしています。
長野県塩尻の白樺林をイメージしたスプリングドライブムーブメントモデルも新型へと切り替わります。
9月発売予定の新型SLGB009は、エバーブリリアントスチールや先細りブレス、微調整機構バックルを採用した点が、メカニカルモデルのSLGH031と同様です。
最大の刷新はムーブメントです。グランドセイコーが2025年に生み出した「スプリングドライブU.F.A.(Ultra Fine Accuracy)」が、満を持して搭載されました。
スプリングドライブU.F.A.は、年差±20秒というゼンマイ駆動ムーブメントとしては世界最高峰の超高精度を誇ります。
スプリングドライブはもともとクォーツによる制御システムを搭載し、高い精度を実現してきました。
今回、グランドセイコーは水晶振動子の加工精度やパッケージICの加工条件、製造・組み立てを徹底的に見直し、改良しました。
加えて、緩急スイッチを新たに開発したことで、経年変化によるクォーツの精度変化までも最小限に抑えています。



グランドセイコーの白樺モデルの買取相場を、型番ごとに調査しました。新作がリリースされる白樺には、世界中から注目が集まっています。
買い替えを検討中の方、売却をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
※グランドセイコー 2023年1月の価格改定
※グランドセイコー 2024年4月の価格改定
※グランドセイコー 2024年11月の価格改定
SLGH005は、初代のメカニカルハイビート白樺で、GPHG(ジュネーブ時計グランプリ)2021を受賞した象徴的なモデルです。
定価は発売時の2021年3月で1,045,000円(税込)、2023年3月の価格改定で1,155,000円(税込)、2024年の価格改定で1,276,000円(税込)と、徐々にアップしました。
GINZA RASINの買取実績では、2026年8月時点で買取キャンペーン価格が900,000円です。
2025年4月の買取実績では参考買取額が~660,000円だったため、個体のコンディションにもよりますが、相場がアップしている状況です。
SLGA009は、スプリングドライブムーブメントを搭載した、初の白樺モデルです。スプリングドライブの故郷である「信州 時の匠工房」周辺の白樺林が、文字盤のモチーフとなっています。
定価は発売時の2021年3月で1,045,000円(税込)、2023年3月の価格改定で1,155,000円(税込)、2024年の価格改定で1,276,000円(税込)と、徐々にアップしてきました。
GINZA RASINの買取実績では、2026年8月時点で買取キャンペーン価格が850,000円です。
他社での査定額は、個体のコンディションや査定時期によっても変動がありますが、530,000円~となっており、参考査定額850,000円は非常に高い状況です。
SLGH011(緑樺)は、葉が生い茂るいきいきとした白樺林をイメージしたモデルで、美しいグリーン文字盤が特徴です。
定価は発売時の2022年9月で1,045,000円(税込)、2023年の価格改定で1,155,000円(税込)、2024年の価格改定で1,276,000円(税込)とアップしています。
過去の買取額をチェックしてみると、2022年頃の相場が約86万円、換金率は82%でした。
最新の情報では、個体のコンディションや買取店によって変動がありますが、約85万円というデータがあります。
現在も生産中のモデルで、定価の上昇率や生産終了が決定した白樺2モデルの価格動向、新作緑樺発売などの情報を踏まえると、買取価格は85万円前後で推移していると推測されます。
SLGH017(黒樺/ナイトバーチ)は、宵闇に浮かび上がる白樺林の情景を文字盤に描き出した、ブラックカラーが特徴の白樺モデルです。
2026年に新型のSLGH029が発売予定で、旧型のSLGH017は生産終了となりました。
定価は、発売時の2022年7月で1,210,000円(税込)、2023年の価格改定で1,331,000円(税込)、2024年の価格改定で1,463,000円(税込)となっており、ブライトチタン製のため一般の白樺よりも高めに設定されています。
過去の買取額を調べると、個体差や買取店の違いなどで変動しますが、2022年時点で94万円、2026年で89万円~96万円と幅があります。
生産終了・新型発表という高騰のタイミングでもあり、複数店舗で相見積もりを取ることがおすすめです。
SLGW003は、手巻きハイビートムーブメントを搭載し、白樺の樹皮をモチーフにした白い文字盤が印象的なモデルです。
定価は、発売時の2024年8月で1,452,000円(税込)、同年11月の価格改定で1,529,000円(税込)となりました。
非常に硬くて傷に強く、白さが美しい「ブリリアントハードチタン」を素材に採用しているため、一般的な白樺よりも高額です。
過去の買取データでは、個体差や買取店の違いがありますが2025年時点で100万円、2026年で109万円でした。
今後の動向としては、このまま100万円~110万円前後の高値で推移していくと予測されます。



グランドセイコーの白樺モデルには、希少性の高い限定・特別モデルが存在します。市場にはあまり出回らない、貴重なモデルの買取相場を調査しました。
また、2026年秋に発売予定の白樺シリーズについても、リセールバリューを予測しています。
※グランドセイコー 2023年1月の価格改定
※グランドセイコー 2024年4月の価格改定
※グランドセイコー 2024年11月の価格改定
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SLGH023とSLGH025は、2023年にディズニー創業100周年を記念して100本ずつ発売された、ディズニー100リミテッドエディションです。
SLGH023は自動巻きハイビートムーブメント搭載の初代白樺SLGH005をベースに、シースルーバックのサファイアクリスタルへ正面を向いたミッキーマウスと「100」の文字を描いたモデルです。
SLGH025は緑樺ことSLGH011をベースに、シースルーバックのサファイアクリスタルへ振り返るミッキーマウスと「100」の文字を描いたモデルです。
SLGH023とSLGH025の定価は、ともに1,430,000円(税込)でした。
過去の買取相場を調査すると、SLGH023が発売年の2023年時点で143万円~150万円。換金率は100%以上でした。
SLGH025は2024年時点で180万円という高騰を見せ、2025年時でも163万円と定価を大きく上回りました。
いずれも個体のコンディションや買取店によって差が出ますが、100本だけの限定品および人気の高いディズニーコラボ商品ということで、高値が期待できると推測されます。
SLGW002は、手巻きのハイビートムーブメントCal.9SA4を搭載したSLGW003をベースとし、ケース素材に華のある18Kピンクゴールドを採用したリミテッドエディションモデルです。
世界限定80本、国内流通50本という希少なタイムピースで、発売当時の定価は6,050,000円(税込)でした。
元々の流通数が少ないため、中古市場にも出回ることが少ないモデルです。また、現在は金相場が高騰していることもあり、国内では高額買取が期待できそうです。



画像引用:グランドセイコー|SLGW007
SLGW007は、月明り白樺(ムーンリットバーチ)と呼ばれる、10振動手巻きメカニカルモデルです。
手巻きのハイビートムーブメントCal.9SA4を搭載したSLGW003をベースに、月明かりに浮かび上がる白樺の高貴な美しさをミッドナイトブルーの文字盤で表現しています。
SLGW003同様に硬くて傷に強く、白さが美しいブリリアントハードチタン製のケースを採用しています。
定価は1,342,000円(税込)とSLGW003よりも若干低めです。2026年の買取価格は参考値で約90万円~約98万円と、高い水準で推移しています。
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岩手県雫石の白樺林が文字盤のモチーフとなっているSLGH031・SLGH033(緑樺/グリーンバーチ)・SLGH029(黒樺/ナイトバーチ)は、いずれも2026年10月に発売予定の新型機です。
SLGH031は、SLGH005(初代白樺)、SLGH033(緑樺/グリーンバーチ)はSLGH011、SLGH029(黒樺/ナイトバーチ)はSLGH017の、それぞれ後継機です。
いずれもメカニカルハイビートムーブメントCal.9SA5を搭載し、毎時36,000振動のハイビートと80時間パワーリザーブ、薄型ケースと高い装着感が特徴です。
新型のSLGH031とSLGH033(緑樺/グリーンバーチ)には「エバーブリリアントスチール」、SLGH029(黒樺/ナイトバーチ)にはブライトチタンが素材として採用されます。
定価はSLGH031・SLGH033がそれぞれ1,386,000円(税込)、SLGH029が1,518,000円(税込)です。
2026年8月時点では発売前のため買取価格は不明ですが、新品であればグランドセイコーの相場として定価の約60%〜70%が期待できるでしょう。
9月発売予定の新型のSLGB009は、スプリングドライブムーブメントを搭載し、長野県塩尻の白樺林がモチーフとなった文字盤が特徴的な、SLGA009の後継モデルです。
メカニカルモデルの新型SLGH031と同様に、エバーブリリアントスチールをケース素材に採用しています。
グランドセイコーの最新型スプリングドライブムーブメントU.F.A.(Ultra Fine Accuracy)を搭載しており、年差±20秒という高い精度を誇ります。
定価は1,386,000円(税込)です。2026年8月時点では発売前のため買取価格は不明ですが、新品のグランドセイコー買取相場を参考にすると、定価の60%前後になると推測されます。
グランドセイコー白樺はリセールバリューがアップしている人気モデルですが、ポイントを押さえて準備することで、より高値での売却が可能です。
白樺を査定に出す前に、知っておきたい高価買取のコツについて解説します。
グランドセイコー白樺モデルを売却する際は、お店に持ち込む前に、購入した際にセットされていた保証書や箱などの付属品をチェックしておきましょう。
高級腕時計の売却では、保証書や余りゴマ、箱、取扱説明書など全ての付属品が重要な査定対象となります。
特に、真贋の証明にもなる保証書と、ブレスレットの調整に不可欠な余りゴマの有無は、査定に大きな影響を与えます。
また、全ての付属品が揃った「コンプリート品」かそうでないかは、中古市場での需要が大きく異なり、付属品が欠けていると価値低下の要因となってしまいます。
新品を購入したらできるだけ丁寧に開封し、全ての付属品を揃えて保管してください。査定に持ち込む場合は、付属品も一緒に鑑定してもらいましょう。
限定モデルや生産終了モデルは、需要が高いうちに売却することが、高価買取につながるコツです。
腕時計の需要が高まるのは、限定モデルが発売されて注目が集まっていたり、生産終了が発表されて話題性がアップしていたりする時期です。
トレンドが移り変わって話題性が薄れたり、中古市場の流通量が安定してくると需要も落ち着き、価値が下落するリスクがあります。
腕時計は、一般的に生産終了が決定すると供給がストップするため、駆け込み需要が高まります。
また、新型が売り出されてすぐの時期は、比較により旧型が見直されて人気がアップすることもあります。
白樺モデルは新型への切り替え時期となるため、需要が高いうちに売却を検討して早めに準備を進めるとよいでしょう。
今後の更なる価値アップを期待してしばらく待つという方もいますが、長期間の自宅保管はあまりおすすめできません。
非常に繊細な高級腕時計は、内部のオイル劣化や湿気などで経年劣化します。傷みを防ぐためにはオーバーホールが必要ですが、経費がかさみます。
未来の高騰を待つよりも、良いコンディションのうちにランニングコストをかけず売却した方が、価値低下リスクを軽減できます。
グランドセイコーの白樺モデルは、買取店によって査定額が大きく異なります。買取店それぞれの得意分野や販路、鑑定士の技量、社内メンテナンス環境などが異なるためです。
また、同じ買取店でも、在庫状況や買取キャンペーンの実施など、タイミングによって査定額が変動します。
売りたい時に最高値をつけてくれる買取店を探すために、複数店舗で相見積もりを取ることがおすすめです。
相見積もりとは、同じ条件の商品を、ほぼ同じタイミングでいくつかの店舗に持ち込み、それぞれの査定額を比較検討する方法です。
まずは、信頼できる買取店を2、3軒ピックアップします。査定に関する手数料やキャンセル料、遠方なら宅配査定の送付・返送料などが無料のお店を選びましょう。
レビューや口コミで高得点を獲得している買取店もおすすめです。実際に来店した時に、実機を示しながら丁寧な説明をしてくれるお店なら、安心して相談・売却できます。
グランドセイコーの白樺モデルは、雪白(スノーフレーク)と並んで世界的に人気の高い、ブランドを代表するコレクションです。
白樺モデルほど「静謐」「荘厳」という言葉が似合うタイムピースはない、と言えるほど、洗練された佇まいが特徴です。
また、自動巻きハイビートムーブメントとスプリングドライブモデルが刷新され、新型モデルのSLGH031とSLGB009が2026年秋にデビューします。
旧型が生産終了する今こそ、お手持ちの愛機を売却する絶好のタイミングです。買い替えをご検討中の方は、ぜひ一度GINZA RASINにご相談ください。