資産運用目的で時計を購入する場合、リセールバリューがどの程度なのかは着目すべき点です。
実例として、 チューダー ブラックベイ 7941A1A0NU-0003 ブラックの場合、新品を73万4,800円で購入し、RASINで45万円で売却できたとします。
その時の買取率(買取額÷購入価格)は、61%です。これは一般的なブランド時計の買取率が30~40%程度と言われているので、この観点で考えるとチューダーのリセールバリューは高めと評価できます。
本記事では、チューダーのリセールバリューがどの程度なのか、ロレックスや他ブランドをRASINの買取金額から比較し評価します。また、査定額を満足いくものにするためのコツと売るタイミングをGINZA RASIN監修のもと掲載していますので、ぜひ最後までお読みください。
結論から言いますと、チューダーのリセールバリューは、50~70%とされています。これは、一般的なブランド時計の買取率(30~40%)と比べるとリセールバリューは安定していると評価できます。 チューダーのリセールバリューが安定水準とされている背景には、以下2つが主に関係していると言われています。
そのため、中古市場においても需要があります。しかし、チューダーであれば、必ず高額買取になる確約はありませんので、資産運用を目的とする場合は、買う時計のモデルや売るタイミングに注意するのがおすすめです。売るタイミングについては、以下の買取率(買取価格÷定価)で考えた際の、買取率に対する水準の判定と、評価をまとめたものが参考になるでしょう。
| 水準 | 高水準 | 安定水準 | 一般水準 |
|---|---|---|---|
| 買取率 | 90~100%超 | 50~80% | 30~40%前後 |
| 代表的な ブランド |
ロレックスなど | チューダー、カルティエなど | モデルチェンジが多い、 流通量の多いモデル |
| 評価 | 定価で買った金額が そのまま手元に戻る、 または定価以上で 売却できるため、 リセールバリューは かなり高いといえる。 |
定価で買った金額の 半分以上が手元に 戻ってきたため、 リセールバリューは 普通であったといえる。 |
定価で買った金額の 半分以下しか手元に 戻ってこなかったため、 リセールバリューは 低めであったといえる。 |
例えば、チューダー ブラックベイ58 7939G1A0NRU-0001を74万2,500円で購入し、数か月楽しんで、買取を依頼するとします。RASINでの買取の場合、50万円での買取実績があります※。単純な引き算で、手元に入るお金は24万2,500円※になります。
買った当時の定価と手元に入るお金を比較すると、リターンが少ないと感じるかもしれません。しかし、買取率で計算すると、約67%程度なので、上記の判断基準から考えるとリセールバリューとしては、普通であったと評価できます。
※RASINの買取価格条件(付属品あり、メーカー保証期間内、外傷なしなど)を満たしていることを前提とています。
※オーバーホール代などは買取率の計算に考慮していません。ご自身の使用状況により金額が上下する可能性があります。


チューダーのリセールバリューが安定傾向にある理由は、以下の2つです。
ブラックベイなどの人気モデルの新作が発売されると、発売日にかかわらず在庫が常に品薄状態になります。その結果、手に入れたい人が中古市場に出品されていないか探しに来ます。 なので、そのモデルが登場すると早い者勝ちで売り切れてしまいます。その繰り返しで需要が高い状態がキープされている理由の一つになります。
また、チューダー単体での人気もありますが、ロレックスとの密接な歴史的関係もさらにファンを呼び需要を増やす理由になっています。
では、そのような状態であれば供給を増やせば、希望者は購入できるし企業も売上が上がるのになぜしないのだろうと疑問に思う人もいるでしょう。これは、チューダー独自のブランド戦略や値段にふさわしい生産体制の制約により、難しいのが現状がかかわっています。
以下では、さらに解説しています。
ブラックベイ58などの新作が登場するたびに、正規販売店では販売目的の抽選を実施し、購入者を限定しているにも関わらず、発売日当日に完売するといったケースは発生します。そのため、入荷未定の状態が長期化しています。
チューダーが市場で極端な品薄状態にある背景には、「ロレックスのディフュージョン(普及)ブランド」という枠を超えた、独自のブランド戦略と生産体制の制約があります。 ロレックス譲りの堅牢性を備えつつ、手が届きやすい価格帯であるチューダーは、「気兼ねなく使える高級実用時計」として世界的に再評価されました。
将来的な資産価値を意識しすぎて過保護に扱う傾向がある上位ブランドに対し、日常使いできる最高峰のツールウォッチとして需要が集中しています。 また、近年、チューダーは自社製ムーブメントの採用を加速させ、さらに「マスタークロノメーター」等の極めて厳格な品質規格を導入しました。



画像引用:TUDER公式サイト
職人の手作業を要する高精度な製造プロセスは、大量生産とは対極にあります。ロレックスほどの巨大な製造インフラを持たないチューダーにとって、こだわりを追求するほど1本あたりの製造時間は増え、供給量は限定的です。 さらに、過剰在庫による値崩れを防ぎ、希少性を維持する戦略的な供給調整も、中古市場の需要を高める一因となっていると推測できます。
これらの要因が重なり、現在チューダーは「人気モデルほど店頭に並ばない」という、かつてのロレックスに近い需給バランスへなっています。
チューダーの魅力は、ロレックスとの密接な歴史的関係にあります。創業当時からロレックスのブレスレットやケースなどのアクセサリーが共通でした。 また、品質試験もロレックスと同じ基準で実施されています。旧型のロレックス部品がチューダーに使用されているブランドの相互関係は、ファンを惹きつけるポイントの一つです。そのため、ロレックスの人気が高まると、チューダーの注目度も相乗して高まります。
ロレックスの信頼性を手軽に味わえるブランドとして歩んできた背景が、ロレックスに依存せず、独自に舵を切った現在のブラントのファン獲得につながっています。その結果、中古市場の相場を支え、リセールバリューを底上げします。 さらに、ロレックスの長期的な品薄状態によって、代替としてのチューダーの需要が高まり、相乗効果で価値が高まっていきます。



ディフュージョンブランドでもあるロレックスとチューダーとでは、投資目的という観点ではどちらが良いのでしょうか。定価、買取価格、買取率(買取価格÷定価)の3点から比較しました。
この2本は、「ブラック×シルバー」の普遍的デザインであることと、定価が近いことを理由に比較対象にしました。 ちなみに、ロレックスは生産終了モデルで希少価値が高いです。しかし、比較対象のチューダー ブラックベイは、生産が終了していない最新モデルかつ人気が高いモデルと、違いがありますが、どちらも市場価値の高いものという位置づけに変わりはありません。
| ロレックス エクスプローラーI 114270 |
チューダー ブラックベイ 7941A1A0NU-0003 ブラック |
|
|---|---|---|
| 定価 | 約51万円 | 約73万円 |
| 買取価格 ※RASIN実績より抜粋 |
90万円 | 45万円 |
| 買取率 | 176%程度 | 61%程度 |
他のモデルの買取価格のまとめを読みたい方はこちら
比較したところ、ロレックスが買取率176%、チューダーが61%なので、ロレックスのほうがリセールバリューは高いと判断できます。しかし、チューダー ブラックベイが価値として劣っているとは、これだけでは評価することは難しいです。
前述の内容から、投資目的でブランド時計を購入する場合は、ロレックスに軍配が上がります。
ロレックスの買取率は176%なので、この段階で買取に出した場合は定価で購入した金額を回収できるだけでなく、39万円がプラスで手元に入ります。そのため、収支がプラスになるため、投資効果は高いと言えます。
チューダーの場合、買取率が61%程度なので、この段階で買取に出した場合は、手元には45万円が入りますが、定価より下回っているため、実質28万円程度で購入したということになります。しかし、それが損ということでは必ずしもありません。



長い時間愛用した、メンテナンスを行ったなど様々な要素を加味し、購入した金額を消化したと捉えられます。額面上の収支だけで判断するのではなく、臨時収入が45万円入ったと前向きにとらえることもできます。
また、今回比較したロレックスのモデルは、すでに廃盤しているモデルですが、チューダーのモデルは現在も販売がされています。 新品で入手できる確率はロレックスよりは高いので、新品で手に入った場合、チューダーのモデル内では、高めのリセールバリューを期待できます。市場の流通面や入手しやすさの観点で考えると、チューダーのほうが有利かもしれません。
※金額の計算はオーバーホールなどのメンテナンス費用などは除いたものです。ご自身の使用状況により金額が上下する可能性があります。



ロレックス以外のブランドと比較するとどうなるのか疑問に思った方もいるでしょう。他の有名ブランドとチューダーを比較しました。この3本は、100万円前後の予算で手に入ること、他2つのモデルについては、実用性としての評価が高いチューダーに引けを取らない実用性があるという点で選定しました。
| チューダー ブラックベイ58 ブラック ブレス 79030N |
IWC パイロットウォッチマーク20 マークXX ブラック IW328201 |
カルティエ サントス ドゥ カルティエ MM シルバー WSSA0029 |
|
|---|---|---|---|
| 画像 | ![]() ![]() ![]() |
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| 定価 | 65万2,300円 | 89万7,600円 | 135万9,600円 |
| 買取価格 ※実績より抜粋 |
32万円 | 50万円 | 75万 |
| 買取率 | 49% | 55% | 55% |
※買取率(買取価格÷定価)
※オーバーホール費用やその他雑費は計算に加味していません。ご自身の使用状況により金額が上下する可能性があります。
買取率でみると、IWCのモデルが予算と買取率の観点からみて、リセールバリューが一番良いと言えます。 しかし、チューダーのブラックベイが劣っているわけではありません。売却するタイミング、オーバーホール費用などの要素や、購入時の希望として予算を抑えて購入したい場合など様々な場合によって、チューダーのブラックベイを購入する選択が良い選択になることもあります。



先ほどは関連モデルであるロレックスと比較した際と違って、今度は2026年にリセールバリューが高いと注目されているモデルを比較します。資産目的や愛用目的で購入を検討する際の参考になるでしょう。
| チューダー ブラックベイ S&G ブラック ブレス 79733N |
チューダー ブラックベイ クロノ S&G ブレス 79363N |
チューダー ブラックベイ 58 ブラック ブレス 79030N |
|
|---|---|---|---|
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|
| 定価 | 106万3,700円 | 145万2,000円 | 65万2,300円 |
| 買取価格 ※買取実績より抜粋 |
30万円 | 54万円 | 32万円 |
| 買取率 | 28% | 37% | 49% |
どのモデルも人気モデルであることには、変わりないです。しかし、現時点の参考買取価格からみると、ブラックベイ58はリセールバリューが高いと評価できます。
他の2つのモデルに対し、ブラックベイ58はロレックス譲りの頑丈さと、50年代のヴィンテージ感をこの価格で味わえるのが人気です。このような、安定した人気と需要の高さから、価格が下がりにくい傾向があります。
では、他のモデルはリセールバリューが低いから買取に出さないほうがいいのか、という疑問があると思います。結論から言いますと、ご自身で楽しみながら様子を見るのが良いでしょう。理由は、買取率が低いモデルでも廃盤後に評価が見直され、相場が上昇するケースもあります。
もし、上記モデルを所有している場合は現状に落胆せずに、いつか来る売り時に備えてメンテナンスや管理を徹底するのがおすすめです。



ブラックベイ58は、チューダーの中でも比較的高い水準をキープできています。定価が60~70万程度するのに対し、国内での中古販売価格は45~65万程度です。
状態や付属品の有無によって査定額が左右されますが、32万~50万程度の買取が期待できます。 根強い人気の背景には歴史があります。ブラックベイ58は、チューダー初の本格ダイバーズウォッチが登場した年に由来しています。1950年代にあった39㎜ケースのフォルム(オリジナル)が継承されており、どこか懐かしいデザインが男女問わず人気を獲得しています。
このような魅力があるため、発売された当初から需要があります。サイズ感やデザインの汎用性から安定した需要があり、その結果として価格の下落幅も小さい点も人気を証明しているといえます。そのため、中古でも需要あり、リセールバリューが高くなることが期待できます。
→ブラックベイ 58(Ref.79030N)を購入したい方はこちら
→ブラックベイ 58(Ref.79030N)を売りたい方はこちら



ブラックベイS&Gの特徴はブラックの文字盤にゴールドのアクセントです。これは、ラグジュアリーとクラシカル、そしてスポーティーなデザインが融合していた時計といえます。
ブラックベイS&Gは、見た目だけの美しさだけで人気を博しているわけではありません。自動巻きのムーブメントは、約70時間のパワーリザーブを搭載しています。これのおかげで、約3日間は動くことが可能です。日常使用はもちろん、ダイビングにも対応できる防水性能も搭載されています。
定価が80万程度で、買取価格が30万前後になります。さらに、クロノグラフ機能が付いたものになると、実用性に加え、デザイン的な満足度の高さによる魅力がさらに高まります。 このような利便性から、ファンが一定数いるので人気を保っています。また、クロノグラフ機能がついているものだと、定価が145万程度と高額になりますが、50万程度の買取が期待できます。
リセールバリューも他モデルと比較すると突出して高いわけではありませんが、安定した水準を維持していると評価できます。
→チューダー ブラックベイ S&Gシリーズを購入したい方はこちら
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総評として、チューダーは価格の暴落する可能性が低いブランドの位置づけにいます。特に、ブラックベイシリーズは、世界的な需要と共有のバランスがありますため、売却のタイミングに神経質になる必要はないでしょう。
短期での売却や長期で保存するなどのパターンどちらを選択しても、極端な損失は起こりづらい点も投資目的の方にとっては魅力に映ります。 各ブランドの買取率について詳しく知りたい方は、腕時計っていくらで売れるの?ブランドごとの平均買取率を徹底解説も併せてご覧ください。時計専門店のGINZARASINでの平均買取額がわかりますため、判断材料としてお役に立つでしょう。
また、初めて時計を売却する方向けに腕時計の売却ガイドも公開しておりますので、そちらも併せてご参照ください。
次の話題から、査定額を上げる要因になる小技をいくつかご紹介します。
時計の付属品の内容は、箱、説明書、保証書、余りコマなどです。売却時にはこれらの付属品の有無で買取額が5~20%前後変わるといわれています。
多くの場合、中古市場にでた時計を購入する方は、付属品の有無で購入の意思決定をするといわれています。付属品がついているから購入するというケースがあるため、おのずと付属品がある方が価値は高くなります。
現在の時計には純正品の箱やメーカー保証書、タグや冊子は基本的についてきます。すべてそろっているのが理想ですが、その中で重要なものは、メーカー保証書とタグ(シリアルナンバー記載)になります。
メーカー保証書は、時計一本につき一枚しか発行されません。シリアルナンバーを記載されたタグも同じです。その反面、それ以外の付属品は別の同ブランドから代用することが可能です。
替えが効かないからこそ、この2つ(メーカー保証書とシリアルナンバー入りのタグ)があると価値が高くなります。
そのため、付属品がそろっていることは買取業者や次の購入者への信頼獲得につながり、付属品がない状態よりは査定額が高くなる可能性があります。



オーバーホールやメンテナンスなどの記録は、時計の管理や状態を客観的に明示できるものになります。これらの保証書や記録は丁寧に保管し、買取業者へ提出しましょう。
時計が保有期間中は、適切に管理されていた証明になるため、買取業者からの信頼が高くなり、結果として、時計の査定額が高くなる可能性があります。
また、専門店へメンテナンスに出す以外にも、所有者が日々のケアをすることも大切です。定期的に時計の清掃を行い、ケースやベルトの汚れをきれいにし美しい見た目を保つようにすることがおすすめです。
金属ベルトの隙間、裏窯の周りは汚れやすいため、ケアする際には重点的に対応しましょう。
保管も磁気や湿気がある、落下しやすい場所(強い衝撃)を避けた場所にするのもポイントです。
仮に防水性能があったとしても、機能が低下している場合があります。
その場合は専門店への修理依頼をすぐに行うのが、長期的な資産を守り売却時に査定額が上がる要因になるでしょう。最後に、投資がメインの目的ではない場合だったとしても、定期的にメンテナンスをすることは、時計の性能や見た目を美しく保つだけでなく、長期的な時計の愛用につながります。
リセールバリューが安定している、短期売却でも買取額が下がりづらいといわれているのに、市場が変化することはあるのかと疑問に思う方もいるでしょう。 時計の買取相場は、人気がある、希少価値が高いだけで決まっているわけではありません。複数の要因が複雑に作用しあって変動します。主な要因を以下にまとめました。
上記以外にも様々な要因で、買取額が変わり、リセールバリューが変わる可能性があります。とはいえ、すべてを管理し判断するのは至難の業なのも事実です。そこで、次の話題からは、チューダーの資産価値が変動するとされるタイミングを解説します。
人件費や材料費が高騰すると、時計の価格が改定されます。特に、中古市場は販売価格と買取価格が連動しているため、リセールバリューが高くなる傾向があります。
直近では、EUで2024年1月に賃金の変動があったことを受けて、チューダーは価格改定し値上がりました。その結果、一部のモデルは高値で取引されるようになりました。今後もこのような変動がある際には、リセールバリューが高くなる可能性があります。
参考:欧州委員会が2024年の労働市場と賃金動向に関する年次報告書を公表
人気のモデルの需要が共有を上回ってしまった場合、市場にでる数が限られてしまうため、中古市場では価格が上昇傾向にあります。特に、チューダーのモデルの一部は、流通数が少ないため、リセールバリューが高まりやすくなります。
また、世界的な流行りの発生や腕時計ブームが到来すると、品薄状態の期間が長くなります。
そのため、正規販売店で入手することが難しくなります。同じく、生産が終了したモデルや限定販売のコレクションなども、希少性が高いため、中古市場で高値になるパターンが期待できます。



多くの場合は、販売価格が上昇すると、中古買取価格も芋づる式に上がる傾向があるので、その分リセールバリューが上がることがあります。しかし、販売価格が上がってもリセールバリューが下がる時計も存在します。
ロレックスのコスモグラフデイトナを販売価格が上がると、中古買取価格が上がるわかりやすい事例として説明します。下記に2024年と2025年の価格とRASINの買取実績額をまとめました。
| 2025年 | 2026年 | |
|---|---|---|
| 定価 | 約234万 | 約249万 |
| RASIN 買取実績 |
475万 ※2025年1月時点 |
540万 ※2026年1月時点 |
上記のデータから買取率(買取価格÷定価)を計算すると、2025年は約202%で2026年の買取率は約216%なので、どちらも買取率が200%を超えています。つまり、定価の倍額が手元に戻ってくるということです。
このことから、販売価格が上がると中古買取価格が上がり、リセールバリューも高くなったという評価を出すことができます。
では、デイトナと同じクロノグラフ(ストップウォッチ機能)を搭載している、ブラックベイの場合はどうなるでしょうか。ロレックスと同様に下記に表を作成します。
| 2025年 | 2026年 | |
|---|---|---|
| 定価 | 約82万円 | 約92万円 |
| RASIN 買取価格 |
約45万円 ※RASINでの2025年の買取平均実績額 |
約38万円 ※RASINの2026年3月実績額 |
上記のデータから買取率が2025年度では約54%、2026年では約41%になっています。そのため、定価は上がったが、リセールバリューで考えると低くなったと評価できます。
これだけ見ると、損をしたような気分になるかもしれません。しかし、40~50%前後を推移していますので、ブランド時計の売却として考えると一般の買取率が30%程度なので、リセールバリューの評価は普通であると思って良いでしょう。
そのため、購入を検討している時計が値上げをしたからと言って、リセールバリューが高くなると安易に判断するのはおすすめしません。
しかし、時計のブランドによっては購入を検討している時計の値が、どの程度上がっているのかをチェックすることは、リセールバリューがどの程度上がるのかの指標として使えます。
チューダーのリセールバリューは、50~70%を推移しており、一般的なリセールバリューの数字と比較すると高水準をキープしています。その背景は、需要に対して供給が追い付いていないことが挙げられます。中古市場にチューダーは現れると、すぐに売り切れてしまうため、買取価格も高くキープされています。
もし、資産価値を重視してチューダーを購入するのであれば、ブラックベイ58がおすすめです。付属品の有無で買取価格が変動しますが、購入価格の半分以上の価格で買取されることが多いためです。
ブラックベイ58がどのくらいで入手できるかは、チューダー公式店舗かRASINの販売サイトでブラックベイ58の商品を探してみるのが、わかりやすいでしょう。また、現在、お手持ちのチューダーがいくらになるか、気になる方はこちらから買取価格を調べてみてください。